八王子市で「てくポ」という取り組みがあります。
スマートフォンを使った介護予防ポイント制度です。
市内在住の60歳以上が対象で、アプリを使って、歩いたり、脳トレしたり、ボランティアなどイベントに参加をすることでポイントがもらえます。
例えば、1日目標歩数を達成したら1ポイント、1日の目標の食事品目数を達成したら1ポイント、ボランティア活動1時間で50ポイントなど。
貯まったポイントは市内の協力店での買い物や、PayPayポイントへの交換に使えます。
昨年の日本健康会議「健康でいられる地域・まちづくり表彰」で、官民連携分野の最優秀賞を受賞したようです。
私の母も利用しており、以前からこの取り組みはユニークだと思っていました。
歩くこと、脳トレ、ボランティアなどを促すことで、シニアの方たちの健康づくりを支援することになる。
そして、ポイントが貯まるので楽しみながらできますし、そのポイントが買い物にも使える。
市が率先して行っているというところがまた良い。
こういう制度を見ると、日本の行政サービスって人に優しいなと思います。
行政サービスにはあまり関心がなく、市がどういった取り組みを行っているのかほとんどわかりません。
たまに届く市の広報誌で存在を知るくらい。
こういうのを見ると、自分が知らないだけで、市民に大きな貢献を果たしている行政サービスは多いんだろうなと感じます。