0605 衆院選で感じたこと

昨日は衆議院選挙の投開票日。

自公の過半数割れ、立憲をはじめとする野党が伸びたという結果でした。

今回の選挙は「政治とカネ」にテーマが集中してしまい、各政党の政策を深めるといった論争が少なかった印象があります。

「政治とカネ」がテーマになると、どうしても感情的な判断になってしまいます。

「あの候補者は許せない」、「あの政党には入れたくない」など。

幅広いテーマで政策論争をしてもらえると、もう少し冷静な判断ができたのではないかという気がしています。

選挙番組を見ていて、あるコメンテーターがこうおっしゃいました。

「政策論争が深まらず『政治とカネ』が大きな焦点となってこのような結果が出た。この(政策論争が深まらなかった)ツケはあとでやってくることになる」

なるほど。

「政治とカネ」により自公過半数割れにつながりましたが、このあと政権の枠組みはどうなるのでしょうか。

結果にスカッとした気持ちがある反面、今後のことを考えると心配にもなります。

私の地元・八王子は、注目区の東京24区です。

自民党からの公認なしで選挙に臨んだ萩生田さん(79,216票)が、立憲民主の有田さん(71,683票)に7,500票差で競り勝ち当選しました。

やはり地元に根付いた人は強かった。

これだけの逆風の中でも当選したというところに、この方の強さを感じます。

この選挙期間中、家にいても萩生田さん陣営の声は聞こえてきました。

選挙カーから「地元の候補者」というワードが聞こえてきました。

八王子っ子にとっては「地元の」という言葉に弱い(笑)

残念ながら、有田さんの声は一言も聞こえてきませんでした。

駅前では演説していたのでしょうけど、少なくとも近所では存在感はなかったです。

どこを回れば良いかを熟知しているところも地元に根付いて活動してきた人の強さなんだと思います。

3位の国民民主の浦川さんは24,653票でした。

この結果を見て思ったのは、野党はもったいないことをしたなと。

非自民の票が野党で割れている。

今回萩生田さんに入れるのをためらった人の中で、有田さんか浦川さんのどちらに入れるかで迷った人も多かったのではないでしょうか。

その迷った人の中には、有田さんでも浦川さんでもどちらでも良いと考えた人も多かったはず。

一本化していれば違う結果になっていたと思います。

既存のものが壊れたあとには、新しいものが生まれる。

その新しいものは前よりも良いものでないといけない。

良いものを作る過程では、野党側の声が大きくなるのは政策論争を深めるという意味では有益だと思います。

何人かの方に期待したいと思います。

経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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